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東京駅発 JRバス中国の2階建て車両「スサノオ号」乗車レポート

出雲大社への旅を計画中の方に朗報! 東京から夜行バスで直行できる「スサノオ号」は、JRバス中国が運行する人気の高速バスです。日本神話の英雄・スサノオノミコトにちなむこのバスは、2階建て車両の快適さと、所要時間約12時間の長距離移動を両立させた、まさに神話級の移動手段。寝ている間に島根の神秘的な大地に到着する贅沢さを味わえます。

このレポートでは、東京駅発の視点で、スサノオ号の基本情報を詳しく解説したあと、途中の米子駅までですが、私の実際の乗車体験を交えながら、乗車レポートをお届けします。2025年9月現在の情報に基づき、運行は安定していますが、最新の時刻表は公式サイトで確認してください。夜行バスならではのゆったりした旅を、ぜひ参考にどうぞ。

1. 「スサノオ号」の基本情報

スサノオ号は、東京都心から中国地方の玄関口・出雲大社までを結ぶ夜行高速バス。JRバス中国が主運行で、1日1往復の限定便ながら、観光客に支持されています。2階建ての大型車両が特徴で、ゆとりある空間が魅力です。以下に、運行情報、設備、予約方法をまとめます。

1-1. 運行情報と停車駅までの所要時間(東京駅発として)

スサノオ号の東京駅発便は、夜20:00に出発し、翌朝7:20頃に松江駅に到着するスケジュール。総距離約800kmを高速道路中心に走行し、所要時間は約11〜12時間。道路状況や天候により変動しますが、通常は定刻通りです。2025年4月以降、米子方面の停車が強化され、利便性が向上しています。

主な停車駅と所要時間は以下の表の通り(東京駅発基準、目安時間):

停車駅到着/発車時間東京駅からの所要時間(目安)
東京駅(八重洲南口)発20:00発
米子駅6:40着約10時間40分
松江駅7:20着約11時間20分
宍道(しんじ)7:35着約11時間35分
斐川インター7:50着約11時間50分
出雲市駅8:05着約12時間5分
出雲大社(終点、下り便のみ)8:25着約12時間25分

ルートは、首都高速 → 東名高速 → 新東名 → 伊勢湾岸 → 新名神 → 名神 → 中国自動車道 → 米子自動車道 → 山陰自動車道と、効率的な高速網を活用。渋滞の多い首都圏を避ける工夫も見られます。出雲大社直行は最大の魅力で、到着後すぐに参拝可能。帰りは逆ルートで、松江駅6:00発、東京駅翌8:00着が標準です。

この便は、寝台特急「サンライズ出雲」と同等の距離をカバーしつつ、運賃が半分以下とコスパ抜群。夜行なので、ホテル代を節約しつつ、朝から観光スタートできます。

1-2. バスの基本設備(席数や充電、トイレの有無など)

スサノオ号の車両は、バンホール製のアストロメガ(2階建てダブルデッカー)。全長13m超の大型車で、安定した走行が自慢です。総席数は約50席とコンパクトながら、ゆとりある配置が特徴。主に3列+1列の独立シート(2+1配置)で、夜行バスらしいリクライニング機能付き。2023年以降の車両はバリアフリー対応が進み、車いすスペースも完備されています。

主な設備は以下の通り:

全体として、豪華列車ほどではないものの、夜行バスとしては上級クラス。2階席は眺めが良く、朝の山陰の景色を楽しめます。車いす利用者向けに、リフト付きでエレベーター不要の設計が好評です。

1-3. バス予約方法

スサノオ号の予約はオンライン中心で、簡単・便利。運行会社のJRバス中国が推奨する「バス比較なび」や楽天トラベルが人気です。予約は乗車1ヶ月前から可能で、繁忙期(お正月、GW、秋の出雲大社シーズン)は早めの確保を。

オススメ予約方法:楽天トラベル

http://msm.to/53aXufi

運賃は片道約7,000〜12,000円(時期・座席による)。往復割引や早割(乗車14日前で10%オフ)あり。支払いはクレジットカード、コンビニ決済対応。予約時に座席(窓側/通路側)を指定でき、2階後方を狙うと静かです。キャンセルポリシーは柔軟ですが、繁忙期は注意を。

2. バス乗車レポート

2025年夏、私がサウナ旅で米子駅まで利用したスサノオ号の体験談です。東京駅から出雲大社直行便を選択。事前予約で2階窓側席を確保し、軽い夕食を済ませて乗車。夜行のワクワク感が満載でした。

2-1. 東京駅の乗り場について

東京駅の八重洲口が高速バス乗り場になっています。スサノオ号の乗り場は7番です。色々な電子掲示板に出発時刻は掲示されています。

2-2 コンビニで買い出し

10時間を超える長旅です。やはり事前に何か買っておきたいですよね。その場合はバス乗り場の下(地下)が八重洲の地下街になっており、そこにセブンイレブンがあります。

途中サービスエリアでの休憩時に購入も可能ですが、やはり買っておきたいですよね。

2-3 バス乗車

この日は出発の10分前にバスが到着しました。到着後はスマホのQRを乗務員に見せて乗車します。私の席は2Fの右側、1名独立したタイプの席になります。楽天トラベル経由だと予約時に画面を見ながら席の指定ができるので非常に便利です。席の指定は早いもの勝ちですので、予約はお早めに!

座席上にも荷物入れがありますが、かなり薄い荷物しか入りませんでした。大きな荷物は事前にラゲッジに預けておく必要があります。座席は多少窮屈ですが仕方ないですね。

窓際にドリンクホルダー、そしてひじ置きの下にはUSBポートも完備されています。

窓にはカーテンがガッチリ固定されています。原則夜間はカーテンを開けるのはNGらしく翌朝、カーテン開けてOKのアナウンスが流れるまではカーテンは閉じたままでした。

最後に気になる「トイレ」をチェック!トイレは1Fに1室完備されています。原則使うつもりはありませんが「ある」と安心感が違いますよね。

トイレはこんな感じです。1Fのトイレ前も一般座席になっていますが、その席はチョットイヤですね。

2-4. 途中の休憩について

スサノオ号はトイレ付きなので途中休憩は最小限の2回(各20分)のみ設定されています。運行状況によってタイミングや場所は多少変化するようです。この日も定刻20時に東京駅を出発し途中2回の休憩がありました。その様子を共有しておきます。

休憩1回目:足柄サービスエリア(21:30頃)
出発から約1.5時間後。照明が点灯し「20分休憩」のアナウンスが。定刻になったら乗客が戻っていなくても出発する旨の注意アナウンスも。

ここからは就寝時間にあたるとの事で次回の休憩までは長時間空くためトイレは済ませておくべきですね。

休憩2回目:ひるぜん高原サービスエリア(5時40分ころ)

岡山県の高原エリアで2回目の休憩になります。この時間には朝日も昇りはじめています


 

2-5. 米子駅に到着

この日は順調な運行となり、定刻より10分早い、6時30分に米子駅に到着しました。

まとめ:神話の旅を、現代のバスで

スサノオ号は、ただの移動手段ではなく、出雲へのファンタジックな導入部。2階建ての開放感、充実設備、効率的な休憩で、長距離の疲れを最小限に。東京駅から出発すれば、朝イチで出雲大社の鳥居をくぐれます。運賃の安さと直行の便利さで、飛行機や新幹線に負けない選択肢です。条件があえば是非乗車してみてください!

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